なんだろう?なぜだろう?
なんだろう VOL.1
これがなにかわかるかな?
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じっくりかんがえてね!
古墳時代の円筒埴輪 (えんとうはにわ) です。
写真は,庄原市上原町の馬立第2号古墳から出土しました。この埴輪は発掘調査では周溝(古墳を取り巻く溝)から見つかりましたが,この古墳が造られた当時は古墳の墳丘上に立っていたと考えられます。
それでは,何のために埴輪を古墳の上に立てたのでしょうか?
- 馬立第2号古墳の周溝から埴輪が出土している様子
一般的には,死者の眠る墓域を明らかにし,周りの社会と区別する宗教的な意味をもっていたと考えられています。
この古墳で出土した埴輪の総数は60数個体にもなります。その埴輪をよく観察すると,作っていた人によって縁のつまみ方や帯のつけ方に違いがあることから,3人から5人で埴輪を作ったことがわかりました。
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