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なんだろう?なぜだろう?

なんだろう?なぜだろう?

おしえて 埋蔵文化財 その7

前回の続きです。
では,復元された土器のその後は?

前回は土器が復元されるまでを紹介しましたが,
ここではその後の復元土器のあゆみをたどってみましょう。

(1) 実測

計測用具を使って土器の大きさや形,厚さなどを測り,図面に書きこみます。また,土器の出土地点,層位などや,文様,色,硬さ,焼けぐあいなど土器のいろいろな特徴なども記入しておきます。

(2)写真撮影
  • 記録として後世に残すため,土器の形や文様などの特徴が鮮明にわかるようバックは白色で,三脚を使って写真を撮ります。
    また,本や展示会などで使用する写真もあわせて撮ります。
こうしてできた実測図と写真は,報告書にまとめられます。
いよいよ静かに,出番を待ちます。
(3)収蔵
  • 復元された土器は,他の遺物とともに,遺跡ごと,製品ごとに分類されたコンテナに入れて,収蔵棚に大切に収められます。土器を見たい,遺物を借りたいという申し込みがあったときに,すぐに出せるようにしておきます。
(4)展示
  • 博物館や資料館の展示会や遺跡報告会などの行事のとき,昔の人々の暮らしの様子がわかるように展示して,多くの人に見てもらいます。

このように,長い年月土の中に眠り,バラバラだった土器片は,発掘調査とその後の整理作業を経て,現代によみがえりました。そして,歴史の証として,今,わたしたちに語りかけてくれるのです。