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なんだろう?なぜだろう?

なんだろう?なぜだろう?

おしえて 埋蔵文化財 その13

これはなんだろう?
何をつくっていたのかな?

もともとは天井があってトンネルのようになっていたよ。
穴の底にあるのは何だろう。よく見てごらん。

こたえ:奈良(なら)時代の須恵器(すえき)を焼いた窯跡(かまあと)です。

写真は,御調(みつぎ)郡久井(くい)町の熊ヶ迫(くまがさこ) 第2号窯跡です。三原(みはら)市や大和(だいわ)町との境にあたるこの地域は,奈良・平安時代に窯業が盛んに行われ,県内でも有数の窯跡密集地です。

 それでは,なぜこの窯で弥生時代の土器よりもはるかに堅い須恵器を作ることができたのでしょうか。

 それは窯の中で薪(まき)をたき,最後に大量の薪を入れて窯の入口ふさぎ,中を1100度~1200度の高温にすることができたからです。

 長さが数mにもわたり,人が入れるような高さと幅のあるトンネル状の窯を作るためには,人々の協力と高度な技術や知識が必要なのです。

 この熊ケ迫第2号窯跡からは,犬の足跡のついた焼物が見つかっています。イラストのように,作業をしている人にまじって,犬がそばで遊んでいる姿が想像されます。